私は55歳で早期退職したのですが、実は若い頃から脱サラ願望がありました。
それこそ、入社直後の20代の頃からです。
別に自分が勤めていた会社が嫌いだった訳ではなく、サラリーマン自体がイヤだったのです。
私は大学時代から海外旅行にハマり、バックパッカーとしてアジアを中心とした辺境地帯(?)を旅していました。
しかしながら、サラリーマンになれば、自由に休みを取ることはできず、当然、長期旅行には行けません。
そして、私はとにかく自由が好きなのです。
好きな時に、好きなことを、好きなだけ やりたいという願望があるので、
サラリーマンである限りはそれを実現することは不可能だと感じていました。
これまでに、脱サラするための色々な出口を模索してきました。
20代の頃は、ペンションのオーナー、旅行作家など。
しかしながら、私が20代であった1990年代は、脱サラという選択は非常に厳しい時代でした。
それはインターネットが普及していなかったからです。
2000年頃からインターネットが ダイアルアップ回線から ADSL回線(繋ぎ放題)が主流となり、
少しずつインターネットが一般的に普及してきました。
ネットの普及と共に、脱サラの難易度は格段に下がったと思います。
また、2000年頃にロバート・キヨサキ氏の名著である「金持ち父さん、貧乏父さん」を読んで、
私の心の中に大きなパラダイムシフトが起きたことを今でも覚えています。
親や学校では絶対に教えてくれない、不都合な真実(?)が書かれていて、大きな衝撃を受けました。
この本に書かれている不動産投資手法については、バブル崩壊後の日本では通用しないと思いましたが、
「ただ会社で働いているだけでは、一生苦労するだけで、一生脱サラできない!」と感じたのです。
同時に、この頃から、私はネットを活用した脱サラ方法について勉強するようになりました。
まだ株取引が一般的ではなかった時代に、いち早くインターネット株取引を開始し、
メルマガ販売やせどり等を主流とした週末起業についても勉強するようになりました。
多くの会社員が何も疑問を持たずに会社生活を送っている中で、私は将来に向けて着々と準備を進めてきました。
起業のための教材を買ったり、起業セミナーに行ったり、起業塾に入ったり、起業家のブログを読んだりして、
貪欲に知識を吸収していきました。
30代後半の頃には、「脱サラしても何とかなるな」という自信も付いてきました。
もちろん「脱サラしてすぐに稼げる自信」ということではなく、
「やるべきことを1年以上愚直に続けていけば、何とか稼げるようにはなりそう」という自信です。
ただし、残念ながら、私には行動する勇気と覚悟が足りませんでした。
もしも私が独身だったら、すぐに会社を辞めていたかもしれません。
しかし、妻子ある身で会社を辞めるのは、なかなか勇気が要ります。
会社では管理職の立場であり、自分の都合で会社を辞めると言い出すのも勇気が要ります。
ましてや、私は会社に対する不満は無く、会社での人間関係も良好でした。
仕事の負荷の割には給料もまずまずでした。
そんなわけで、20代から抱いていた脱サラ願望を叶えたのは、30年後の55歳となってしまいました。
かなりの優柔不断でしたね・・・。
しかしながら、今では55歳での脱サラというのも悪くなかったな と思っています。
ある程度は会社で苦労した上で脱サラした方が、脱サラした時の喜びも大きいと思いますし、
夫婦共働きの期間が長かったことで、脱サラ後の資産に余裕が生じた点も良かったと思っています。
脱サラ後に1人起業がなかなか上手くいかず、資産がみるみる枯渇していって焦る、
結果、家族仲に亀裂が生じ、再びサラリーマンに逆戻り、という状況は最悪だと思いますので、
そのような心配が少ない状態(リスクゼロではありませんが)を築けたのは
55歳までサラリーマンを続けたからだと思っています。
また、会社や同僚に恵まれたお陰で、サラリーマン生活もそれなりに楽しく過ごすことができました。
そして、30年間のサラリーマン生活は今後の人生においても武器になると思います。
サラリーマン生活で培った(?)庶民感覚は、何か商売をする上では必要な感覚だと思いますし、
大企業で30年間勤め、20年近く管理職をした経験は少しの信用にも繋がると思っています。
ということで、50代での早期退職、なかなか良いタイミングだと思っています。
同じような境遇の仲間と楽しいシニアライフを過ごせたら良いなと考えていますので、
そのような仲間を増やしていきたいと思っています。
脱サラ願望
